SONYのTC-R7R6の整備依頼が連続したが、このR7-2はヘッドの破損もなく
母体としては扱いやすかった。

本体
しかし、どこかで修理された履歴があるようで修理の痕跡があった。

テープの蛇行やVUメーターの不規則動作があるとの事だったが、
SONYデッキとしてはテープ蛇行は珍しい症状だ。
SONYのクローズドループデュアルキャプスタン方式はテープ蛇行は
起きにくいのだが、不幸にも起きていた。

VUメーターの不規則動作は、メーター信号系にノイズが出ているからだろう。

修理自体は、時間はかかったものの治せたが、修理履歴がある個体は
動作確認が重要だ。
内部 底面
何の意図でどこを修理したかがわからないので、動作確認を仕様を
確認しながら基準とずれが出ていないか入念に調べる必要がある。
ともすると修理間違いでとんでもない動作点に設定されている事もある。
幸いこの個体では修理、再調整後では異常動作は起きていない。
(画像をクリックすると大きく鮮明な画像になります)
サイドノイズ バックテンション調整前後 比較

ヘッド整備前後
ワウフラ